皆さんは「超加工食品」という言葉を
お聞きになったことがありますか?
超加工食品というのは
過度に加工を施され、大量に食品添加物などの化学物質を
加えて作られた食品のことで
大量生産されたパンや、スナック菓子
炭酸飲料などの糖を加えてある清涼飲料水と呼ばれているもの
チキンナゲット、ミートボールなどの肉加工品
即席めんや、即席スープ
冷凍食品や、レトルト食品
その他、トランス脂肪酸や、加工でんぷん、たん白加水分解物
などを使って製造された
いわゆる、ジャンクフード全般のことです。
フランス国立保健医学研究所の調査によれば
これらの食品を食べている頻度や量が上がれば上がるほど
ガンになるリスクも上がる
ということです。
そのリスクは、年齢や性別や、運動量とは関連していません。
つまり、どんな年齢であっても、男であっても女であっても
運動をしていようがいまいが
超加工食品をたくさん食べていれば、それに比例して
ガンになる確率が上がる、ということなのです。
日本に限らず、ですが
先進国では、一般的に、超加工食品の摂取比率は
どんどん上がっています。
それだけ、ガンになる人の数も、増えると予想されています。
このブログを読んでくださっている方々は
僕が、ずいぶん以前から、この超加工食品のことを
「工業製品的加工食品」と呼んで
なるべく食べないようにと、警鐘を鳴らしてきたことを
ご存知だと思います。
残念なことに、日本人の所得は、年々下降の一途を辿っています。
OECD(経済協力開発機構)の調べによれば
日本の平均年収は、1995年の時点では
フランス、イギリス、ドイツなどと同等であったにもかかわらず
20年を経た、2015年の時点では
他の国が20%以上も上がっているのに
日本だけが-1%と、ほぼ横ばいという状況です。
イギリスや、アメリカは30%以上、上がっています。
日本は今や、この平均年収という指標で見ると
決して豊かな国ではなくなっている、ということですね。
貧困率も16%を超えていますしね。
ひとり親世帯の貧困率、を見てみると
日本は世界でも、最悪レベルです。
韓国よりも、ひとり親世帯の貧困率は高いのです。
韓国のひとり親世帯貧困率は、30%を下回る水準ですが
日本は60%近くに上っています。
所得が伸びないと、家計費の中の、何を削るようになるか
ということが問題です。
そう、結局、食費を削る人が多いのが実情です。
それが最も、手っ取り早いからです。
つまり、安いものを買いあさることになる。
安さを求めると、どこに行きつくか。
それが「超加工食品」です。
さて、皆さん、よく考えてみましょう。
私たちが、最も大切にしなければならないことは、何かということを。
そうです。
健康です。
これから、私たちは、自分と、そして家族の健康を
もっともっと、大切にしていかなければならないのです。
そのために、どこにお金を使うか
ということを考えねばなりません。
限りある資源(今はお金のことを指していますが)を
どこに集中して投下するか
その選択を迫られているんですよ、私たちは。
どんなにTVで煽られても
下らないことにお金を使っている場合じゃないのです。
健康を損なってしまったのでは
元も子もない
ということに、気づくべき時が来たんです。
安い超加工食品を食べ続けて、体調が悪くなったら
多額の医療費を払わなければならなくなります。
冒頭に書いたように、超加工食品を食べていると
最悪の場合、ガンになるリスクも上がる。
要は、これから、私たちは
超加工食品を避けた食生活をしなければならないと思うのです。
でも、だからといって、つましく、清貧を貫こう
なんてことを言おうとしているのではありません。
そうではなくて、必要なことに(食費のことですが)きちんと
お金を使おう、ということを言いたいのです。
そのことを第一義と考えるようにしましょう。
超加工食品などに手を出さず
自分で料理しましょう。
それをサポートする商品は
KIYOsマルシェでも、たくさん売っています。
→ http://kiyo-san.jp/marche/
まだ、一度も見たことがない方は、ぜひ見てみてください。
ここには、超加工食品は一つもありませんが
皆さんの食生活をサポートしてくれる
重要な食品が並んでいます。
そして、皆さんには、家庭料理のシステム化に取り組んでいただきたいです。
それに関しての、無料のメールレッスンもあります。
無料のメールレッスンの登録は、こちらから
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貧しい人が超加工食品を食べるのではありません。
超加工食品を食べている人が必然的に貧しくなっていくのです。
私たちは、十分に、豊かに生きていくことができます。
超加工食品を食べないようにすると、食べるものがなくなる
なんて言わないでくださいよ。
そんなことは、決してありませんから。
現に僕は、超加工食品を一切食べませんが
食べるものに困ったことなど、ただの一度だってありません。
重要なのは、視点を変えることです。
皆さんのご家庭から、超加工食品が一掃されることを
願っております。
ナチュラルエイジングを提唱するフードプロデューサー
KIYO(南 清貴)Official WebSite
http://kiyo-san.jp/wordpress