『「衝動」に支配される世界 ~我慢しない消費者が社会を食いつくす』(ダイヤモンド社)
じつは、まだ、この本を読んではいません。手元にあるのですが、今書いている原稿を書き上げたら、読むつもりで、机の横に置いてあるのです。ま、ちょっとした、自分へのご褒美、みたいな感じです。
しかし、目次と、巻末の解説(神保哲生氏による)を読んだだけで、この本の素晴らしさがわかります。著者ポール・ロバーツの前作は「食の終焉」。前々作は「石油の終焉」だったわけですが、この本はいわば「資本主義の終焉」だと、神保氏も述べておられます。前二作のことは一般社団法人 日本オーガニックレストラン協会(略称JORA)のFacebookページで書いていますので、お時間のある時にでも、読んでみてください。
僕が、早くこの本を読むためには、原稿を書き上げなければなりません。いい本を書き上げて、多くの方々に読んでいただけるよう、がんばります。セミナー・講演の中で再三にわたって申し述べてきましたように、私たちは大きく潮目が変わる真っ只中におります。
この潮目が読めない、見えない人は、確実に置いていかれます。常に進化しつづけている人類にとって、かなり大きな節目となる変化です。変化の度合いがあまりにも大きいため、それが見えにくいということもあるかもしれませんが、世の中をよく見ていると、その兆しらしきものもあらわれはじめています。「食」に対する認識もその一つでしょう。過渡期であるがゆえに、変化を望む人たちと、過去の遺産にしがみつこうとする人たちとの間には、軋轢が生まれます。やむを得ないことなのでしょうが、変化をとめることはできないということに、早く気づいてほしいと思っています。
ナチュラルエイジングを提唱するフードプロデューサー
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