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甘いものを欲する時

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 甘いものがほしい、という感覚は、誰でも味わったことがあるものですが、それもそのはず、人間にとって何かが食べたい、特に甘いものが食べたいという欲求は、かなり生命維持に近いところにある、いわば重要な欲求の一つだからなんです。現代のように、食べるものが満ち溢れている世界、なんて、つい数十年前ま では、考えられもしなかったわけで、それまで人類は、いわば飢餓との戦いに明け暮れていた、といってもいいくらいだったのです。いやいや、今でも、人類は飢餓と戦い続けています。地球上の人類は約70億人といわれますが、そのうちの10億人は飢餓に瀕しています。つまり全人類の7人に1人は、21世紀の今も、飢餓状態ということなのです。それを考えただけでも、私たちが、どれほど恵まれた環境に置かれているかがわかろうというものです。

 さて、その甘いものがほしいという感覚は、基本的には体内のビタミンCが不足した時に起こる感覚です。このことはこれまで著した本の中でも書きましたし、各講座・セミナーなどでも詳しくお話してきましたので、簡単にしか触れませんが、要は、私たちの体がまだ太古のままの感覚であるということで、人間が樹上生活をしていた時の名残と考えられます。犬や猫たちは、体内でビタミンCを合成できるのに、人間は合成できません。それは、樹上生活で常に果物が身近にあったため、いつでもビタミンCを摂取できたのでその能力が不必要となり、結果的に失ったということなのです。

 だから、甘いものがほしいと思った時に、砂糖や、ましてや人工甘味料などを使った食べものを口にするより、新鮮なビタミンCたっぷりの果物をいただくほうが効果的です。このことをお教えして、その後、この方法を実践された方々はみんな、なるほどそのとおりだわ、と言います。
もちろん、これから一切甘いものなど食べるな、などと馬鹿げたことを言おうとしているのではありません。じっさいに、ほんとうに体が甘いものを欲している時だってありますし、友人と雑談などしている時に、おいしいケーキがあったりすると、心が和んだりもしますよね。

 最近は、炭水化物を敵視するような似非ダイエット法などが、一部の人たちの間で流行しているようですが、そんなものを、ちょっとでもかじったりすると、まるでケーキを食べることが倫理に悖ることであるかのように思い込み、ケーキを食べるたびに、ひどい罪悪感に苛まれるという人さえいるようです。不幸、と言 うしかありません。そりゃ、毎日のようにケーキを食べ続けることには到底賛成などできませんが、時折、おいしいケーキをいただくのは、ぜんぜん悪いことで はないと思います。ただし、良質のものに限りますけど。

 その点、東京の巣鴨にある「TAKAGIYA(たかぎや)」【http://www.takagi-ya.co.jp/】のケーキは安心して食べられます。この店の「バナナケーキ」は、紹介した友人たちにも、とても好評です。

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【TAKAGIYAのバナナケーキ】

 

 使っているのは、国産米粉、オーガニックバナナ、有機豆乳、有機キャロブ&キャロブチップ、素精糖(未精製砂糖)、アルミニウムフリーのベーキングパウダー。 逆に、使っていないのは卵、乳製品、小麦。つまりグルテンフリーということ。グルテンというのは、小麦・大麦・ライ麦などの主に麦類に含まれるたんぱく質のことですが、じつは2種類のたんぱく質に水が加わってできるものです。消化に余分な負担がかかることや、血糖値が上昇するということなどから、最近はグルテンが含まれている食品 を控えている人も多いようです。グルテンを摂取してしまうと、食後に体がだるくなったり、免疫力が低下したり、糖尿病の原因となるともいわれていますから、思い当たる節がある方は、一時的にでもグルテン摂取を控えてみるのも良い手かもしれませんね。

 キャロブは、ご存知の方も多いと思いますが、イナゴマメという、マメ科の植物で、その果肉の部分を乾燥させて、粉末状または、顆粒状にした食品です。風味がチョコレートによく似ているので、その代用品として使われることが多いようですが、TAKAGIYAでは特に代用品というつもりはなく、キャロブを使った方がおいしいので使っているというだけのことです。キャロブには肝機能を高めるはたらきがあったり、血糖値をコントロールする作用もあるので、今後、注目を集める食品の一つになるでしょう。

 TAKAGIYAは 個人経営の店で、家族で製造から販売まで、ほとんど全てを分担しています。その安心感がお客さんたちに支持されている理由の第一ですし、店側もその点に使命感を持っています。店主である「お父さん」は、高級フルーツ店に勤めており果物に関してはとても詳しい方で、その温厚なお人柄は、創り出すケーキに反映しています。 決して奇を衒ったものではなく、どちらかというとオーソドックスな、トラディショナルなものですが、その味には奥深さがありますし、やさしさを感じます。

 TAKAGIYAに限ったことではありませんが、個人経営の、街の小さなケーキ屋さんは、応援がないと続けることができないというのが、現実です。どの町に行っても店を出し ている大手の、大量製造大量販売のケーキ店とは、仕入れの方法から宣伝の方法まで、スタッフの募集から給与まで、なにからなにまで大違いです。でも、その価値は十分すぎるほどあるのです。ケーキ屋だけではなく、それぞれの店に、それぞれの個性があります。そのことを理解できない人ばかりになってしまったため、個人経営の店はどんどん消え去る運命にあるようです。皆さんの街にも、そういう小さな、個人経営の店が必ずあると思います。もしそのお店が、良質な商 品を販売し、一生懸命に商売をしようとしていることがわかったら、ぜひ応援してあげていただきたいです。

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【最近TAKAGIYAでは、グルテンフリーのパンの製造販売にもチャレンジしている】

 

 

 

ナチュラルエイジングを提唱するフードプロデューサー
KIYO(南 清貴)Official WebSite
http://kiyo-san.jp


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